エンテロウイルスはご存知ですか？

 

去年「エンテロウイルスD68」が

アメリカで流行し、1000人以上が

感染しました。

 

患者のほとんどは子どもで

14人が死亡しました。

 

気管支ぜんそくなどを患ったことのある

子どもが多かったということです。

 

成人の場合は、感染しても症状が

軽度で済むことが多いようです。

 

全米で治療や検査をしていない

潜在的な感染者は、数百万人に

上るとみられています。

 

このウイルスに対する免疫を

獲得していない乳幼児や子どもが

感染しやすいそうです。

 

日本でも今年８月以降

小児を中心に、ポリオ麻痺に類似した

原因不明の急性弛緩性麻痺の

症例が相次いで国立感染症研究所に

報告されております。

 

エンテロウイルスは夏風邪と一緒で

通常、夏から秋(11月頃)で終息するのですが

今年は発症数が増えている為、

来年の1月まで注意が必要との事です。

 

残念な事に

今の所エンテロウイルスD68に対する

ワクチンなどの特効薬はありません。

 

乳幼児や小さなお子様のいる

おうちでは、大事なお子さんを

守る為に最後までご覧いただき、

しっかりと予防対策を行って

頂ければと思います。

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【エンテロウイルスD68】とは、どんなウイルス？

エンテロウイルスの「エンテロ」とは

英語で「腸」を意味しています。

 

腸の中で増殖していくウイルスだそうです。

 

1962年、アメリカのカリフィルニア州で

気管支炎や肺炎を患った子供4人から

「エンテロウイルスD68型」が

検出されました。

 

ただ、検出される頻度は少なかったので、

まれに発生する呼吸器感染症を起こす

ウイルスと考えられました。

 

エンテロウイルスは

ポリオウイルスや

コクサッキーウイルスＢ群、

コクサッキーウイルスＡ群や

エコーウイルスなどで構成される

「ウイルス群の総称」になります。

 

日本でも今年既に９４人が感染し、

少なくとも２人に手足がマヒする

症状が出ています。

 

私たちが住む日本で蔓延していると

いってもいい、危険なウイルスです。

 

【エンテロウイルスD68】の症状とは？

エンテロウイルスD68の症状とは

・発熱

・鼻水

・咳

・くしゃみ

・体や筋肉の痛み

風邪のような軽い症状が多いといわれています。

 

大人の場合、感染しても

何の症状もない人が多いようです。

SAKURAKO came down with a cold. / MIKI Yoshihito (´･ω･)

 

乳幼児や子どもの場合は

ココで風邪だと自己判断すると

危険な場合があります！！

 

症状が出る場合、かぜ症候群や

インフルエンザ症状を起こすこともあります。

 

喘息のような咳をするような時は

呼吸困難に陥る可能性もあります。

 

子どもがかかった場合の症状

・気管支炎

・肺炎

・麻痺症状

 

症状が重くなると

無菌性髄膜炎や脳脊髄炎を発症し

更に急性弛緩性脊髄炎になり

(筋肉の麻痺)が起こる事例も

出ています。

 

新生児が感染（希に子宮内で感染）した場合、

希に重症化し無菌性髄膜炎、

心筋心膜炎を発症し死亡例もあります。

 

妊娠中の方は感染により

早産の可能性があるため注意が必要です。

（特に出産直前の2週間に

感染するとリスクが高まるります）

 

上記のような症状があった場合

自己判断せず、病院で検査を

受けましょう！！

 

エンテロウイルスD68の感染方法

感染の仕方はインフルエンザと似ていて

感染したヒトの咳やくしゃみからの

「飛沫感染」でうつります。

 

飛沫感染とは

せきやくしゃみなどによって飛び散る飛沫に含まれる病原体が、

口や鼻などの粘膜に直接触れて感染すること。

通常は1～2メートル以内の至近距離で感染する。

出典：http://coconut.chips.jp/oo4en

 

粘膜に触ることで感染する

「積極感染」でうつります。

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エンテロウイルスD68の予防方法

現在では、このウイルスに対する

ワクチンが存在していないので、

しっかりと予防していくことが大切なのです。

 

外出時は出来るだけマスクをしましょう。

小さなお子さんだとマスクを嫌がる

と思いますが、今はキャラクターの

絵が入った可愛い物もあります。

 

お子さんの気に入ったマスクで

楽しみながら付けられると良いですね。

 

マスクの正しい着け方はこちら

冬の乾燥予防と対策！髪と肌のお手入れ方法！保湿はコレでOK！

 

最も効果的な予防方法は

手洗いやうがいを行うことです。

 

また外出すると、身の回りにある

物品にもエンテロウイルスが

付着している可能性があります。

 

これらの物品に対しても

「塩素系の消毒剤」を使って

細かく消毒を行うことが

感染を防ぐ効果的な方法です。

 

正しい手洗い方法

まずは手洗いのタイミングです。

• 外から帰宅時
• 食事の前
• 調理の前
• 調理中に生の肉や魚介類等をさわった後
• トイレの後
• 動物をさわった後

出典：http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/cms/a15300/anzenjohou/tearai.html

1.流水で汚れを簡単に洗い流す

2.石けんをつけて十分に泡立てる

3.手のひらを合わせてよく洗う

4.手の甲を伸ばすように洗う

5.指先、爪の間をよく洗う

6.指の間を十分に洗う

7.親指と手のひらをねじり洗いをする

8.手首も忘れずに洗う

9.流水で石けんと汚れを十分に洗い流す

10.清潔なタオルやペーパータオルで手をふく

11.消毒薬があれば手に取り、よくすり込む

 

爪や指先、手首は洗い忘れが多いので

しっかり汚れを洗い流して下さいね。

 

全ての感染予防に大切なこと！！

手洗いうがいが大事な事は理解して

頂けたと思います。

 

では、

綺麗に洗った手は何で拭きますか？

 

ここ数年ゴミが出さずに済むため、

公共のトイレなどではハンドドライヤー

を設置しているところが増えました。

 

しかし、衛生的なことを考えると

ペーパータオルを使うのが

一番衛生的だということが、

最近の研究で分かりました。

家庭においてはフェイスタオルを掛けて

家族で皆で使っているお宅が多いのでは

ないでしょうか？

 

洗った後の手は菌が少ないので

確かにキレイです。

 

しかし、

皮脂汚れや角質がタオルに付着します。

 

そして、一度濡れたタオルは

目に見えなくても雑菌が

増殖しています！！

 

私は訪問介護の仕事をしていますが

看護師さんの指導で、訪問件数分の

ハンカチを持ち、お伺いするお宅ごとに

手洗い後のハンカチを変えています。

 

目に見えないからこそ、

感染予防には、とても

大切な事だと思います。

 

家族で使う、手洗い用タオルも

濡れてしまったら、

マメに交換して下さいね。

 

まとめ

エンテロウイルスD68について

以下6点をお伝えいたしました。

 

・エンテロウイルスD68とは、どんなウイルス？

・エンテロウイルスD68の症状とは？

・エンテロウイルスD68の感染方法

・エンテロウイルスD68の予防方法

・正しい手洗い方法

・感染予防に大切なこと！！

 

最初に申し上げましたが

今の所エンテロウイルスD68に対する

ワクチンなどの特効薬はありません。

 

空気が乾燥してくると

風邪やインフルエンザの予防も

必要になります。

 

RSウィウスもチェックして下さい！！

秋から流行するRSウィルスの脅威の感染力！その症状と予防法

 

大切な家族を守る為

しっかりと感染予防を

行いましょう！！

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